るんるんのんのん日和、時々私

宝飾品の営業を27年やってきました。

外商一筋27年　

男性外商員と違い、女性の場合はお客様と営業と言うより、

その上の段階のお付き合いになります。

ビジネス抜きで、美術館巡りをしたり、ドライブ、小旅行、お買い物

お嬢さんの結婚式、披露宴にご招待頂いたり

御不幸に参列したり


今日、FBの友人のお話を聞いて、様々な事が思い出されました。

彼女は正しい判断ができました。洗脳されずに済みました。

彼女のそれとは少し違うんですけど・・・

営業に長く携わっていると言うだけで、ただそれだけで

夢を実現しよう、富を皆で手に入れよう、海外に別荘を！

等々、ビジネスのお誘いがあちらこちらから声がかかるのです。

あの手、この手で引き込もうとするんだもん、私、困っちゃう～　

保険屋さんのバーターなら、あぁ、やられちゃったぁ～で済みます。

とは言うものの、結構汚い手で契約直前のバーターを持ち出されたり

数回、泣きを見ました・・・・

もっと困るのが、いわゆる、子供を作っていくビジネス

聞いたことがないような化粧品、血液サラサラにする水、

健康食品、宗教っぽい何かの会

有名な野球選手がゲストで、無料の電話システムビジネス、云々

お話の後に握手して写真を撮りながら、

「頑張ります！」と、泣きながら決意表明したり

私は野球選手の名前なんて知らないから、特別感動もしなかったけどね。

皆同じように、夢をかなえよう！と言われますね。

胡散臭い　

そんなにいい物ならわざわざ、子供を作らなくても、直接販売すればいいんです。

お店に卸せばいいんです。



でも・・・・

でも・・・・

気の弱い私は、ビジネスには入会しないけれど・・・

義理で、くさい石鹸や、化粧品、洗剤、・・・・

買いました。

と、同時に、宝飾の顧客を失いました。あははは


時には、涙、涙の体験発表会にも連れていかれました。

中年のおばさまたちに囲まれて、褒めちぎられ、有無を言わせぬ口撃

あの熱意は何年も続くのだろうか

いつの間にか別のビジネスに移行している方を何人も知っているんですけど・・・


もちろん、宝石だって美術品だって、エンドユーザーに行くまでには

何ヶ所かを通っていきます。それぞれが利益を生んでいきます。

ダイヤを掘る→エンドユーザーが買う、なんてことはあり得ません。

必要な中間地点は経済が成り立つ上で重要な事です。

宝飾、絵画、美術品は本物を扱わせていただき、少しは見る目ができたけど

人間はなかなか、難しいなぁ

そんなお誘いに宗教のように洗脳されずに現在に至った私

ラッキー？