2016年02月13日
父
昨年末、ホームドクターが血液検査で気になることがあるので、と言われ
日赤での受診になりました。
結果的には、前立腺などの異常は見られず、数値も許容範囲内と言う事でした。
が、その時の検査で別の異常が見つかりました。
一年や二年の話ではなく、もう随分前から、膀胱の収縮力が無く、伸びきっているらしいのです。
ですからいつも尿が膀胱に溜まっている状態でその量も相当になります。
けれど、毎日、普通に尿は出ているし、他に何の症状も出ないので
本人はもちろん、ホームドクターでも気が付きませんでした。
本来、膀胱に尿が溜まると、強い尿意があるはずなのですが
相当量が常時溜まったいるにも拘らず、何も感じていなかったのです。
尿を強制的に排出しても、翌日はもう溜まってしまう。でも、尿は一日数回、出ているのです。
普通、そういう場合は尿が戻ってきて菌が腎臓に入ると重篤な状態になったり
命さえ危険だというのに・・・そんな状態が何年も続いていたらしいのです。
父の場合、不思議な事にバランスを保っていて普通の生活をしてきていたそうです。
三ヵ月の間何回か日赤での受診、その度に、留置カテーテルを薦められるものの
私は返事をしませんでした。
先生も看護士さんも、カルテの年齢を見て、違う人かと思った、と言われるほど
元気にさっさっと歩くし、受けごたえもしっかりして、確かに90歳には見えません。
行動的な父に、残された年月、温泉も行けなくなる様な人生を送らせたくない、と、
今、症状が出ていないことに気を緩めてしまう私がいました。
結果、ホームドクターに毎週残尿の排出をお願いして、月に一度日赤で検査
と云う事で三者が今後の方針を妥協することになりました。
人間の尊厳の部分での問題ですので、いろいろ調べましたし私も悩みました。
日赤の泌尿器科の城代先生は、私の言いたい事を理解し、話もよく聞いてくださいます。
医師の立場だけではなく、父や私に寄り添ってくださるので、信頼できる先生です。
受診時は必ず先生自ら待ち合いに顔を出し患者さんを招きます。
私や父の目をみて話をしてくださいます。
昨日の受診で、悩んでいたことが払しょくされ、一安心です。
城代先生、ありがとうございます。移動しないでくださいね!
今後は常に父の状態には気を付け、たまたま今は何もない、事に安心せず
観察、協力していきたいと思います。
まだまだ元気に、お出かけもしたいし、温泉も連れて行ってあげたいです。
