2015年11月14日

かちかち山の狸

かあさんと一緒に寝る日の事でした。

いつまでも起きていたのんちゃん、ママに叱られて

寝室の絵本を取りに行けませんでした。

ベッドでの絵本読みができないと悲しそうに言うので

「じゃあ、お話しようか、《かちかち山の狸さん》のお話」

と、言ったものの記憶があいまいで途中で詰まってしまいました。

何とか締めてみたけれど、何かが違う・・・・

私の記憶も当てにできないなぁ

「のんちゃん、かあさん明日本当のお話調べておくね」


調べましたよ!さっそく! 201

おどろおどろしい、昔話、かちかち山を!emoji34 icon34 emoji32

でも、現代の幼稚園児にはイラストも内容も恐ろしすぎる~ face08

【昔々、山の狸がいたずらばかりして困っている老夫婦がいました。

じいさんが狸を捕まえ、狸汁にするように言いつけて山へ出かけました。

捕まえた狸に騙され、縄をほどいたばあさんは、撲殺されて鍋で煮込まれました

帰ってきたじいさんはその鍋を食べ終わった後で狸の仕業を知りました。

最愛のばあさんを食べてしまったショックから泣き暮すじいさん

ウサギに訳を話し、狸への仕返しを計画します。

山へ芝刈りに誘ったうさぎさん、狸の背負うたきぎに火をつけ大やけどを負わせます

挙句に、薬と偽って唐辛子入りの塗り薬をつけてあげました。

泣き叫ぶ狸の傷が癒えた頃、今度は漁に誘います。

大きな泥の船と小さな木の船を用意して

欲張りな狸が大きいほうの泥船で海に漕ぎ出すと船は溶け出し

海中に沈み始め、助けをこう狸に、無慈悲にも

ウサギは櫓で、狸の頭を殴り、海中に沈めてしまったのです。】


おぉぉぉ~、なんと恐ろしいばあさん殺害の方法、猟奇殺人ですね。

その肉を食べるじいさんの描写・・・

狸はばあさんの皮をはぎ、肉は鍋に、皮はかぶり、ばあさんに成りすます

ウサギの復讐の様子も、可愛い兎には似つかわしくないし。


のんちゃんには現代風にアレンジしたお話をしてあげました。

この絵のキャラに似合うお話をね。

だって本当のお話をしたら、怖くて眠れなくなっちゃうもの





江戸時代の子供たちは、こんな内容でも

目を輝かせて聞いていたのかなぁ





  


Posted by まるみ at 20:16Comments(10)あれこれ